Greetings
ご挨拶
プロジェクト名誉顧問
ファム・クアン・ヒエウ
駐日ベトナム社会主義共和国大使館 特命全権大使
このたびミュージカル『アニオー姫』に名誉顧問として携わることができ、大変光栄に存じます。本作品は、17世紀初頭における日本人商人荒木宗太郎と、ベトナムの王女グエン・ゴック・ホアとの婚姻という実際の歴史的出来事を描き出した、特別な芸術作品です。
これは単なる国境を越えた縁ではなく、両国——ベトナムと日本との長きにわたる友好親善の象徴でもあります。舞台芸術という表現を通じて、この作品は歴史的・文化的・人文的価値を呼び起こし、両文化間の絆と相互理解へのインスピレーションを与えてくれることでしょう。
『アニオー姫』は観客の心に深く響くだけでなく、ベトナムと日本の関係をより強く深く発展させる架け橋となることを確信しております。
本公演の成功と、日本の観客の皆さん、そして国際的な友人たちからの温かいご支持を心よりお祈り申し上げます。
プロジェクト名誉顧問
伊藤 直樹
在ベトナム日本国大使館 特命全権大使
「アニオー姫」は、17世紀の朱印船貿易を背景に、長崎とホイアンを結んだ日越交流の象徴的な物語です。長崎には姫の墓が残り、伝統行事「長崎くんち」でも題材とされるなど、日本文化にも深く根付いています。この物語は、2023年の日越外交関係樹立50周年を記念してオペラとして上演され、両国の友好と相互理解を育んできました。今回、ミュージカルとして新たに生まれ変わることで、より多くの方々にその魅力が届くことを心から嬉しく思います。「アニオー姫」が世代を超えて両国の人々の間で語り継がれ、日越の絆をさらに深める契機となることを期待しています。
総監督/演出/台本/作詞(日本語)
大山 大輔
日越外交関係樹立50周年を祝福した奇跡のオペラ『アニオー姫』がこの度、新たにミュージカルになります!
このオペラ作品とミュージカル作品は、どちらかを観るともう片方も観たくなる様な、双子の様に並び立つ世界にも類を見ない作品となる様、鋭意制作中です。
2023年のオペラ制作にあたっては本当に多くの皆様の御尽力により、深い相互理解の交流を経て制作自体がまさに両国文化のマリアージュとなりました。日本とベトナムは古の昔から手を取り合い、互いに深い結びつきをもって文化面でも経済面でもあたたかい交流をしてきましたが『アニオー姫』の物語はまさにその代表として知って頂きたいラブストーリーであり、この舞台を通して多くの方々へ届くきっかけとなれば幸いです。
あらゆる隔たりを越え、人類は手を取り合って生きていけるのだというメッセージを込めて。